Page 704 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼小説「ロックマン・地獄変」Vol.6 ジロー 03/2/26(水) 2:34 ┗第21話「蒼い閃光-紅い衝撃」 ジロー 03/2/26(水) 2:42 ┗第22話「歴史は繰り返される」 ジロー 03/2/27(木) 2:46 ┗第23話「運命は加速する」 ジロー 03/2/28(金) 2:01 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 小説「ロックマン・地獄変」Vol.6 ■名前 : ジロー <r-ckyd@smail.plala.or.jp> ■日付 : 03/2/26(水) 2:34 ■Web : http://www3.azaq.net/bbs/600/muruku/?1035900606 -------------------------------------------------------------------------
えー、皆さんこんにちは。 小説「ロックマン・地獄変」Vol.6ですよ。 長かった、ダッシュ変もあと5,6話で終わり、 いよいよ待望の(作者が)エグゼ変へとストーリーが移動します。 今のうちに、エグゼをプレーしておくのかもいいかもしれません。 ダッシュ変は話がシリアスである以上、タイトルの地獄変と矛盾するんですよねー。 しかし、エグゼ変に移行することによって本当の地獄に舞い戻り。(笑) それでは、お楽しみください。 小説「ロックマン・地獄変」Vol.6でレッつりーでゅ! P・S XとゼロをDASH編で出してみたかったので、ゲスト出演させました。 ロックマンも出す予定です。(あくまでも予定ですが、 それから、ラスボスの名前にはある秘密が隠されています、それは・・・ ・・・まだ秘密。。 |
かー、かー、かー 穏やかな午後、雲ひとつない青空、鳥たちの鳴きごえが聞こえるのどかな時間。 助手「もうすぐ、研究も一段落つきそうですね。バレル博士。」 バレル「時間が経つというのは早いのぅ。なあ、少し休まんかね?」 助手「そうですね。」 ここはカトルオックス島の海岸付近。実はバレル博士はかなり前から、大学の研究で、遺跡の調査を協力してほしいとの要請を受け、遺跡の調査をする日々を送っていたのだった。 助手「本当にすいませんでした。お忙しいところをわざわざ来てくださって。」 バレル「いやいや、困ったときはお互い様じゃわい。気にすることない。」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!! バレル「おおおおお、地震か! ・・・・・・・・・。 おあー! 何じゃこりゃーーー!!!! 海が干上がっていくぞい!! 一体どうなってるんじゃー!!」 ロック「ロールちゃん!!! 海の水位がどんどん下がってく!!」 ロール「嘘!? そんな信じられない…。 は! 見てあそこ! 何か遺跡のようなものがある!」 ロック「(あれは、もしかして…!)ロールちゃん!! あそこまでお願い!」 ロール「う、うん。わかった・・・。 フラッター号、発進!!」 こうしてフラッター号はダンジョン入り口近くを目指し、全速前進で進んでいく。 ロール「目的地到達! 格納庫ハッチ、オープン!!」 ガパ! ひゅ〜〜〜う……すた! フラッター号の腹部のハッチが開くとそこからロックが飛び降り、そのままフラッター号は安全な所まで移動していった。 ロール「(頑張って、ロック。私、待ってるから…。) ・・・・・・・・。 ??「きしゃーーー!」 ロックが着地するやいなや、今まで見たことのないような未知のリーバードが襲いかかる。 ロック「行くぞ、シャイニングレーザー!」 普段どおりにロックが特殊武器を使おうとすると! ロック「!」 なんとシャイニングレーザーの光がブレード状に変化した! ロック「(そうか、さっきロールちゃんがくれたのは、特殊武器の追加アダプター。 これを銃口にとりつけることにうよって、弾の形状を変化させるんだ。)」 シャイニングレーザーは威力も射程も、ブレードーアームのそれと比較にならないほどの強さを誇り、その絶大な強さによって、次々とリーバードをなぎ倒していった。 無論、リーバードの強さも桁違いである。それ以上にシャイニングレーザー、いやシャイニングブレードの強さが段違いなのだ。 しばらくすると状況に変化が訪れる。このままでは不利だと判断したのか、急にリーバードの出現速度がアップし、なんと、四方八方に散らばっていった。 ロック「まずい! このままじゃ他に被害が出てしまう。」 その矢先、なんとあの二人が、 ???「ギガクラッシュ!!!」 ???「ゼロファイナル!!!」 ドカーーン! ドカーン! ドカーン! またたくまに破壊されていく謎のリーバードたち。 ロック「X!? それにゼロまで!」 X「ここは俺たちが引き受けた。 さあ、今のうちに!」 ロック「わかりました。頼みます。」 キュパ! キュパ! キュパ! キュパ! 続く |
ユーナ「なんとか潜入できたみたいね。」 セラ「うむ、あの二人が外部へ散らばる敵も倒しておるからな。これであやつも集中できることだろう。」 ユーナ「そうね。遺産の封印をとくには、3つ解除を行わなければならにけど、、 あの旧式リーバードが出てきたってことは、最初の一つはもうとかれたみたいね。」 セラ「…無力な自分が悔やまれるな。我々はこうして、ただ眺めているだけとは。」 ユーナ「今はあの子が無事、帰ってくるのを待ちましょう。」 セラ「そうだな…。」 ・・・・・。 ロック「は! は! てやー!!!!」 シャイニングブレードの3段斬り! ズパ! ズパ! ズババ!! 見る見るうちにリーバードたちが、光の刃によって倒されていく。 ロック「はぁ、はぁ、はぁ・・。(最下層まであと少しか。急がないと。) 彼は敵の猛襲に突破しながらダンジョン内を駆け抜けていった。 ロック「(そういえば、あの時もそうだった…。)」 …激しい戦闘が彼の古い記憶を呼び起こす。 ロック「だめだ!! そんなことをしちゃいけない!!」 ???「うるさい!! どうせ助からないなら、この世界もろとも滅んでしまえばいい!!」 ロック「そんな…。」 ・・・・・。 マスター「・・・・。大変だ! 何者かが・・・で・・の力を使おうとしている!! もし、これを使われるたりしたら、・・・世界は滅びてしまう。」 ・・・・・。 タタタタタタ!←足音 ロック「急がないと・・・・早く。 早くあいつ、とめないと…!」」 ・ ・・・・・。 戦闘の末に、 ???「畜生―! お前さえいなければ、全てうまくいったのに!」 ロック「どうしてわかってくれないんだ。」 ・・・・。 マスター「「遺産」は封印する。遺跡の入り口も、深い海のそこに押し込めるんだ・・。」 ロック「マスター…。」 データ「クーデターが鎮圧され、処分だけはまぬがれたものの。彼の怒りは収まることなく、やがて全てを憎むようになり、誰も信じることができなくなった。 そのあと、彼が「遺産」の力を利用して、地上にいる人間全てを破壊しようとしたけれど、寸前のところで君が止めたんだ。」 ロック「・・・。」 データ「遺産のダンジョンの最下層にあるコントロールルームで、彼と戦ったあと、彼の悲しみゆえに、あえて殺さないで封印をすることにした。 ・・・ロックは止めたかっただけなんだよね。 それなのに、あんな結果になるなんて・・・。これも運命かな? そした再び彼が「遺産」の力を狙うときがやってきた。 …彼の深い悲しみをわかってあがられるのも、彼の暴走を止められるのも、 もはや君しかいない。 今度こそ、本当の意味で決着をつけるんだ!」 キュパ! キュパ! キュパ! キュパ! ロック「・・・・。」 そしてようやく遺跡の最下層、 その一番奥に存在する、コントロールルームの前までにたどり着いたのだった。 ロック「アスクナード…。」 続く |
ロックがダンジョンに入って間もないころ、 ロール「よし、やっとできた〜。 それじゃデータ。これお願いね。」 データ「うき! うきっき〜!」 タタタタタ!!!! ロールに手渡された物を風呂敷で包み、データは全速力でロックの後を追っていった。 ・・・・・。 ロック「アスクナード!」 アスク「やはり来たか、ロックマントリッガー。あの時、止めを刺せなかったのが残念だ。」 ・・・。私の名前を読んだとは、なるほど記憶を取り戻したのか…。」 アスク「懐かしいだろう。また、同じことの繰り返しになると。お前が俺が止めるのも、みな同じ。」 ロック「・・・・・。」 アスク「第2の封印は既に解除ずみだ。あとは最後の封印さえ解けば「大いなる遺産」は目覚める。前回は地上滅亡が目的だったが、今回は自分の力を増幅に使わせてもらう。 そうすなれば、俺は絶対の覇者となる。」 ロック「やめろ! そんなことをしてどうなる!?」 アスク「ふん。今さら話し合いですむなら、とっくの昔にこんなこと終わっている。」 そんなに俺を止めたいなら・・・・力ずく止めてみろ!」 そして最後の戦いがとうとう始まった! ロック「ロックバスター!」 まずはバスターで先制攻撃。 バババババ! アスク「無駄だ。」 アスクが左の手のひらをかざすと、なんとバスターが全て吸収されてしまった。 アスク「俺の左手は攻撃を吸収し、自らのエネルギーに変化させる。そして右手は…。」 アスクの右の掌が、輝きだした次の瞬間!! シュオー…! ドカン!!!!!!!! 光の衝撃がものすごい速さでロックに襲い掛かる。それを間一髪のところでロックはかわした。ちらばる壁の残骸が、その威力のすさまじさを物語っていた。 アスク「忘れたのか? 左手で敵のエネルギー吸収、右手が光線に作り変えて右手に打ち出す。これが私の能力だ。」 ロックも負けてはいない、すぐに次なる戦法をアスクに嗾ける。 ロック「シャイニング、ブレード!」 ロックの右腕から光り輝く、ブレードが出現し アスク「バスターはやめ、剣での攻撃が。以前はそれで深手をおってしまったが…、だが、そんな攻撃が二度も通じるか!」 ヒュイ! ヒュイ! ヒュイ! 目にも留まらぬ速さで部屋中を高速移動! これでは狙いが定まらない。 アスク「今の私に吸収できないものなどない!」 敏捷な動きでロックを翻弄すると、なんとブレードに自分の左の掌を直接当てたのだ! みるみる内にシャイニングブレードの高密度エネルギーが瞬く間に吸い取られていく。 アスク「そら、お返しだ!」 シュオー… ドカーン!!!!!!! ロック「うわー!」 あまりにも早い出来事に対処が遅れたのと、いきなりの接近で、ロックは攻撃をまともにくらい、そのまま遠くの壁までふっとばされた。 アスク「ふん、口ほどにもない。それで終わりか!?」 すかさまエネルギーボトルで全快。 ロック「(つ、強い。3千年前とは比べものになら程の強さだ。)」 (一体、どうすればいいんだ。 ん? これは!)」 ぎぎぎぎぎ・・・ガチ ロック「行けー! シャイニング・スプレッド!!」 アスク「!」 そして戦いは激しさを増していく。果たして彼らにどのような結末がおとずれるのだろうか…? データ「待っててロック〜! 今これ届けるからー!」 タタタタタタタ! 続く |